11月26日(木),本校スクールカウンセラーの臨床心理士・塚元徳子先生をお招きし,「どう関わる?思春期の子どもたち」との演題で,令和2年度響きあいセミナーが開催されました。
今年度は,新型コロナウイルス感染症対策のため,オンライン上のセミナーとなりました。最初に研修委員長からのご挨拶があり,その後,講師の塚元先生と養護教諭の河嶋先生によって,スライドを用いながらの質疑応答といった形で行われました。
思春期の特徴や課題・心身の症状として現れる不調についての説明ののち,もし保護者が子どもの不調に気づいたらどうすればよいか,また,保護者が普段から子どもに対してどのような声掛けをすればよいかなどについて,具体的なお話がありました。特に印象に残ったのは,子どもには「感情優先タイプ」と「理論優先タイプ」があり,それに応じて子どもへの寄り添い方が違うということでした。
まとめとして,子どもが困ったときには話し合うこと,本音で向き合えること,悪事・犯罪につながる時には真剣に怒ること,子どもの成長を見守り,ともに成長する気持ちで子どもと接することが大事であることを学びました。
さらに,このコロナ禍で,子どもも大人も不安やストレスを抱えやすくなっているので,子どもに限らず保護者にもSCに相談してほしいとのお話をいただきました。
最後に,参加者がグループに分かれてディスカッションする時間が設けられました。参加中の保護者の方から,今,思春期の子どもとの関わり方について,一番気がかりなことだったので,子どもとの向き合い方がわかり,ためになったとの感想が聞かれました。
今回,オンラインによる初めてのセミナーでしたが,多くの保護者の皆さまがご参加されていました。講師の塚元先生,養護教諭の河嶋先生,研修委員会ご担当の三浦先生,そして,このセミナーを企画・運営していただいた研修委員の皆さまに心から感謝申し上げます。
3年3組 情報委員