ご挨拶
令和3年4月1日付け、熊本大学教育学部附属中学校長として就任いたしました、山本一雄と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
本校は、昭和22年に熊本師範学校の附属校として開校され、昭和26年に熊本大学教育学部附属中学校と改称、本年度で74年を迎える歴史と伝統ある中学校です。創立以来受け継がれてきた「綱領」を教育方針として、体・知・徳の調和のとれた人間形成を目指して、日々の教育活動を行っています。
また、本校には附属学校としての使命があります。まず一つは、先進的な教育研究の実践校であることです。これまでに蓄積されてきた研究の成果に基づき、新しい時代を生きる来る生徒にとって必要な資質・能力を育む視点に立ち、教育学部や他附属学校園と連携し研究と実践を継続して行きます。二つ目に、将来の教員を養成する教育実習の場であることです。本校での実習を通して、基礎的・基本的な心構えや技能の習得を目指します。三つ目に、地域の教育振興への貢献です。本校の教育研究に関する理論や方法を広く情報発信し、地域の教育に資する役割を担います。さらに、教員研修校として熊本県・市の教育委員会や熊本大学教職大学院との連携も進めて行きます。
教育を取り巻く昨今の状況は、AI技術の進展により大きく変わろうとしています。また、新型コロナウイルスの感染状況も収束に向かっているとは言えず、今年度も感染防止策を取りながら教育活動を行っていく行く必要があります。保護者の皆様、地域の皆様、そして附中を見守り支えていただいている多くの皆様には、今後とも益々のご支援とご協力をお願い申し上げます。
令和3年4月 熊本大学教育学部附属中学校長 山本 一雄