令和6年11月14日(木),
今年度の響きあいセミナーを視聴覚室にて開催いたしました。
本校を含め市内の多くの中学校や高校で性教育の講演をされていらっしゃる,産婦人科医 みやはらレディースクリニック院長 宮原陽先生に,
「産婦人科医も悩む家庭での性教育 〜思春期の親子コミュニケーションも難しいというのに,ましてや性教育なんて!?〜」
と題してご講演いただき,
先生,保護者合わせて約80名の方にご参加いただきました。
まず,実際に宮原先生が子どもたちに行っている性教育の内容をお話しいただきました。
「皆さんに知ってほしい大切なこと」として,妊娠と出産,避妊と性感染症について,思春期に多い男女それぞれの身体の悩みについてなど,多岐にわたる内容を通して,「性」とはとても大切な「生」の話であると,たくさんの資料も見ながらわかりやすくお話ししてくださいました。
家庭では話題にあげにくい内容を,親と子が同じ先生から学ばせていただき,親子で性教育に関する会話のきっかけを得られたとても有意義な時間でした。
後半では,思春期の子どもを持つ保護者からの,事前に受けつけた質問にお答えいただく中で,たくさんのお話を聞くことができました。
具体的に親ができることとしては,
- 家庭内で体の調子や心配事などを話しやすい関係づくりをする
- 親自身が性について学んでアップデートしていく
事だと教えていただきました。
「これからを生きる力を育てるのが「性教育」であり,
自分と他者を大切にするため,
共に幸せに生きるにはどうすればよいかについて知り,
考える学問である。」
というお話しも印象的でした。
響きあいセミナーの開催にご協力いただきました先生方,研修委員の皆さま,ご参加いただいた皆さまに心からお礼申し上げます。
研修委員長 飯干妙子